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「これはビックリ!ダイユウサク」「やはり最後は前残り!メジロパーマー」。
今から15年ほど前の有馬記念で、2年続けて大波乱があった。第36回有馬記念では、圧倒的人気のメジロマックイーンをブービー人気のダイユウサクが差しきってレコード勝ち。翌年の有馬記念でも、やはりブービー人気のメジロパーマーが、トウカイテイオー、ライスシャワーという人気馬を抑えて、障害帰りの馬としては初となるGT勝ちをおさめた。
当時は馬単も3連単もない時代。もしあの時、3連単馬券が導入されていれば果たして何倍ついたのだろうか。そんな素朴な疑問にお答えすべく、多少の無理は承知で検証してみる。
まずはダイユウサクの有馬記念。単勝万馬券(137・9倍)というGTレースでは見ることが稀な大波乱だが、2着には断然人気(1・7倍)のメジロマックイーン、3着は2番人気(8・7倍)ナイスネイチャが順当に入線している。オッズを検証するに当たり、3連単導入後の類似したケースを探ってみた結果、今年7月に小倉で行われた「有田特別」が最も近似していると判断。12番人気(145・9倍)のクインフューチャーが勝ち、1番人気(3・2倍)インプレッションが2着、5番人気(11・1倍)のパノラマビューティが3着で、3連単は9522・5倍の配当であった。2着馬が1番人気とはいえ3倍台。メジロマックイーンほど圧倒的な人気ではなかったため、このオッズよりは多少低くなることが予想される。残念ながら、100万馬券にはならなかったようだ。ちなみに「有田特別」を勝ったクインフューチャーの鞍上は、ダイユウサクと同じ熊沢騎手である。
一方、メジロパーマーの有馬記念はどうだろうか。前年と同じブービー人気とはいえ、驚くほどの単勝オッズではない(49・4倍)。2着には5番人気(13・4倍)のレガシーワールド、3着に4番人気(11・1倍)のナイスネイチャと2ケタ配当が3頭並んだ。同じように類似したケースを探すと、昨年暮れ「鳴尾記念」の結果が酷似している。10番人気(51・2倍)のメジロマントルが逃げ切り、7番人気(14・8倍)のカンファーベストが2着、5番人気(10・3倍)のキョウワスプレンダが3着で、3連単は10372・3倍と夢のような配当となった。ほぼ同じ単勝オッズの組み合わせなので、こちらは100万馬券になったものと信じたい。
実際は様々な要素が絡むので、類似のレースと同じ結果にはならないと思うが、検証してみて判明したことがひとつ。100万馬券を目指すなら、熊沢騎手とメジロの逃げ馬には要注意である。 |
 -2006年12月号- |